lyrics
ナレーション：
この物語は、とある学園を舞台に、少女が切ない片想いを乗り越えやがて成長してゆく姿を通じ、青春とは何かを問うたものである。あなたは、初恋の風景を覚えていますか？
友達のふりにくたびれて少し泣いた
それは始まりさえもはじまらない恋
いつもあなただけ見ていたから
誰を見ていたのか気がついてるわ
それなのにね まだ･･･
始まらなければ終わらせかたも知らず
ひとつの思い出を手放せないで
突然の雨に濡れ
ふたり夢中で駆けたあの夏の日
不意うつ手を掴んだ体温(ねつ)は
いまも解けないまま
この頬を染める
いつも仲良しとからかわれても
あなたは何でもなく笑うから
同じ表情（かお）をした
じゃあねと手を振ってた踏み切りの向こう
あだ名じゃなく名前をそっと呼んだ
見上げた月が闇を裂いてわたしを
らしくないとを叱る
だけど半分欠けて隠す顔で
いっしょに泣いてくれた
そうね 明日もまた
半分隠す嘘で
同じように笑ってみせるから
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